マゾヒズムの発明


 このブログを始める直接のきっかけとなった本。死後のコレクション問題とは別に、昔から自分のマゾヒスティックな性癖についてはコンプレックスというか、独特の違和感を感じていました。そんな「変な自分」になかばあきれつつも、アイディンティティとしてのマゾヒズムを真剣に考えてみたいと思っていた矢先にこの本を読み、マゾヒズムがそれほど不自然なものではなかったことを知りました。
 それと前後して今年の初め、2ちゃんねるのSM掲示板において「マゾヒズムの発明〜知的にSMを語ろう!」というスレッドを立ち上げます。折しもブログブームが到来しており、ネット上でマゾのカミングアウトをする人たちも増えてきました。自分だけではすっきりと整理しつくせないモヤモヤを他の人と意見交換することで、明快な考察が可能なのではないか、そう思いました。

 このスレッドはひょんなことから荒れにアレて、煽りも含めて反響は大きく、外国人など実に様々な人から多数の投稿が寄せられました。半年もたたないうちにレスが1000を超過し、現在もシーズン2が進行中です。

マゾヒズムの発明〜知的にSMを語ろう! Part 2

 本は難解というほどではありませんが、谷崎やマゾッホの小説を読むようなわけにはいかず、きちんと理解するのには時間がかかりました。身体と心の関係、デカルトの二元論など、哲学や心理学などの基本的な背景知識がないと少しツライかもしれません。しかし、読み応えはたっぷりで、秋の夜長にまったり読むのにはお勧めでしょう。
 
本の内容について

 時代の規範に服従しながらそれをズラしてゆく性的被虐のファンタジー。マゾッホが生きた19世紀の思想・社会状況をふまえ、マゾヒズムの誕生から、フロイト以来の精神分析による変容をたどり、今日のエロスと政治の到達点を明らかにする。フーコー以後の性/身体/権力論の最新成果。(青土社:ジョン・K・ノイズ著/岸田 秀 訳/定価 2940 円)

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