嫦娥、応に悔ゆるべし

坊主さてさて投稿日付に拘りなく、8月・芒のトピックスに連投です。

ご存知、芒の山にまんまる満月の20点札。
考えてみれば、花札48枚で夜の光景はこれだけですよねえ。
ちょっぴり意外です。

お月様の中では、ウサギが餅をついてるんでしたね。
これがお隣の中国では、ヒキガエルがいるってことになってるんですよ。
このヒキガエルは、元は月の女神なのです。
まあ、前稿でも話題にした西遊記の話にも因縁浅からぬエピソードなのですが、ここには突っ込まず、素直に王建の詩でも見てみましょう。

  十五夜月を望む

 中庭 地白うして 樹に鴉棲み
 冷露 声無く 桂花を湿す
 今夜 月明 人尽く望むも
 知らず 秋思の 誰が家に在るを

お隣の国の十五夜お月さん。
やはり、その美しさはわが国と同じようですね。

そうそう。同じく中国の笑い話でこんなのがあるんですよ。

北京から郷里に帰ってきたある息子、ことあるごとに北京のことをほめるんですよ。
ある晩、父親と一緒に歩いてたところ、誰かが「今日は良い月だなあ」って言ったのが聞こえてきました。
すかさず息子「北京の月は…」、とうとう父親が怒ったんです。

「月は世界にひとつだ。なんで北京の月だけがよいものか」

と、拳固。
息子は泣きべそをかきながら、

「そんな拳固なんか珍しくないや。とうちゃんは知らないだろうけど北京の拳固は、もっともっとずっと素晴らしいんだぞ〜」

「負けず嫌い」ってことね

と、この言い回し、



新暦の、しかも9月の15日ではしかたないでしょうけど

を丸写ししました。

………
………

わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
また、パクってしまいましたぁ!

いけない僕をイヂメて、イヂメて!
もっと、イヂメて〜!!

    (;`Д´)/ヽアー/ヽアー!!



posted by homer_2006 | マゾヒズムに花札を!


毛皮を着たヴィーナス

毛皮を着たヴィーナス

河出書房新社

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 もう今さらここで取り上げるのも恥ずかしくなってしまうくらい、有名なマゾヒズム文学の傑作。以前、たぬきの腹鼓氏のブログでも詳しく触れられていましたので、僕のしゃしゃり出る幕はないであろうと思っていたのですが、最近また読み返してみて、プチ感動してしまいました。

 古今東西の名作は、何度読んでもその都度新しい発見があるものですが、この作品もやはり奥が深い。

 初めて読んだのは十代の後半の頃。それまでぼんやりとしていた「マゾヒズム」という言葉が。明確に意識され初めた頃でもあり、なんだか猛烈に勉強してみたくなって、運命と言おうか、必然と言おうか、この作品にたどり着きました。

 谷崎の「痴人の愛」は中学の時に偶然読んだのですが、「毛皮を着たヴィーナス」は

  気合いを入れて 読んだのを覚えています。

 もうそれ以来座右の書として僕の本棚に君臨し続けております。

 普通の文学としても優れた作品です。でもそういう意味ではマイナーになってしまうのでしょうか。今時の恋愛小説にしてはインパクトに欠けるだろうし、SM文学として見ても素朴な部類に入る。だけど、マゾヒズムに少しでも関心がある人であれば、自分なりの作品世界を豊かにイメージして楽しめるのではないかと思います。
 SM的なコミュニケーションツールとしての、愛読書にふさわしい、「マスト」アイテムだと思います。

 今回読んでときめいてしまった部分は、主人公の二人、ワンダとセヴェーリンが取り交わす奴隷契約書の部分。SMの世界においては、奴隷と主人のような疑似的関係をファンタジックに想定するプレイがよく行われます。そこには明文化されていない「奴隷契約」のようなものが存在し、重要なアイテムになっている。また、プレイの一環としてきちんと明文化したものを作成し、署名/捺印したりするカップルもいらっしゃるようです。そのテンプレートをこの古典的名作の中に見いだすことができます。直接ではないのかもしれないけれど、現代にも継承されているコンセプトの萌芽がここにありました。マゾも悪くないなと思わせてくれます。

 普通の書店にたいていおいてあると思いますが、今発売されている表紙にはナゼか金子國義のカバーは採用されていません。黒地にピンク色のフォントの、どうってことないデザインになっていて、ちょっと残念です...

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posted by homer_2006 | Comment(1) | マゾヒズムに花束を!
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