虫の声

かぶ札投稿日付にはあまり関係ないところでの今まで、本『マゾヒズムに花札を! 』においては、
花札競技は、大きく分けて『こいこい』と『合わせ(八八)』の2種類があり、
と言及してきました。

疑問をお持ちの方があったと思います。『オイチョカブ』はどうした? と。
確かにカブは花札賭博の代名詞ですね。
しかし、正確に言えばカブは(現在の花札の原型となった)『カブ札』でやるものでして、花札(の一部札)を使ってやるのは代用だ、と考えて触れないでおきました。ここで付け加えておきましょう。

もうひとつ付け加えるとすれば、『合わせ』と『八八』は別物、とする記載もありますよね。
『八八』競技では、出来役ができたところで競技は終了、最後まで札を合わせていかない、とするものです。
後だしジャンケンめきますが、これも含んでました。
合わせ系の競技には、色々なローカルルールあり、それに吸収されてくる問題だと思ったからです。
そんな合わせ系の競技のうちで、あまり有名でないものを紹介しましょう。

『むし』、関西のほうでよく行われてる合わせ系競技で『大阪むし』ともいいます。
ひとくちで言えば、八八を一回り小さくしたような競技で、牡丹&萩を除いた40枚の札で競技します。
一回り小さくしたのは、簡素化のためですか? 簡素化も賭博では重要な要素ですね。

ところで、なんで『むし』なんでしょうねえ?
勿論僕はしりません。が…
ひょっとして『虫』に関係あるのもしれません。
サイコロ賭博で『ちんちろりん』ってものありますし、
ってのは穿ち過ぎとしても、やっぱ博打には雅に通じるところがある、ってのはあながち荒唐無稽な仮説ではないでしょう。

秋の夜長を鳴き通す虫の声、百人一首にも有名な歌があります。

   きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに 衣かたしき ひとりかもねむ

作者は、後京極摂政前太政大臣こと藤原良経(ヨシツネ)。

きりぎりすとはコオロギのこと、古語と現代語ではキリギリスとコウロギが逆になっている、という話はあまりにも有名ですので、これ以上は触れません。
替りというわけではないですけど、『前(=サキノ)』という言葉から話を膨らませましょう。

前(=サキノ)、前任の、ってことです。
ほらほら、あれです。
「こちらのおわすをどなたと心得る!? 畏れ多くもサキノ副将軍…」
一発でお判りになったでしようから、良経の時代に戻しましょう。

まー、この時代においても定期の人事異動というものがあったようで。
そんな時期になると貴族の家人たちは、ウチの御前が次はどんな役職になるか、そわそわ興味津々待つわけです。
と、届いた速報、
「前(=サキノ)○○になられました」
慶賀慶賀と心にもないことを言いつつ、あからさまにどっちらけ…
あ、割と有名な古典で触れていることなので、お調べの程を。

と、この言い回し、



《出典》俳諧古選(ハイカイコセン) 《作者》来山(ライザン) と偶にはひねりのないタイトルを

を丸写ししました。

………
………

わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
また、パクってしまいましたぁ!

いけない僕をイヂメて、イヂメて!
もっと、イヂメて〜!!

    (;`Д´)/ヽアー/ヽアー!!


posted by homer_2006 | マゾヒズムに花札を!
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