猪鹿蝶

猪鹿蝶お待たせしました。
今日はかの有名な『猪鹿蝶』の話を。
もはや、説明は不要でしょう。花札競技において、牡丹・萩・紅葉の10点札を揃える出来役ですね。
これもある種、「花札といえば〜」の口で、前にお話したセガ『サクラ大戦』でも猪・鹿・蝶の敵ボスが登場します。

でも、これ、何かの法則性なり関連性なりがありますか?
『X光』のように同点(高点)札を揃えたてるわけでもないし、『のみ』のように雅な趣があるものでもない、
猪と鹿だけならば微かに共通点があるものの、そこに昆虫である蝶が入ったことで『微かな法則』すらもぶち壊しているし、牡丹・萩・紅葉にも何らの共通点も見出せません。
ただ、「いのしかちょう」という響きが語呂がいい、ってことだけじゃないんですか?

正直僕は詳細は知りませんから、上に書いたことは間違ってるかもしれません。
ですが話しかけたことです。続けてみましょう。
音の響き・語呂のよさというのは和歌の世界では重要なファクターです。
歌は心の音楽ですからねえ。例によって万葉集からです。

 よき人の よしとよく見て よしといいし 吉野よく見よ よき人よくみつ

聞いたことのある方もおありかと。これ、万葉集の天武天皇の歌なんですね。
吉野僥倖のおり、「おお、できたぞ」とニコニコしながら披露する天武帝の姿が浮かんできます。
奥さんの持統天皇にもこんな歌があるんですよ。

 否と言へど 強ふる志斐のが 強ひ語り このころ聞かずて 我恋ひにけり

「志斐の」とは「志斐(シヒ)の嫗(オミナ)」の略。
ほら、あるでしよう? 「清水の」とか「黒門町の」とか、こういう略し方することがよく。
つまりは、側近の老女を親しみをこめて軽くからかった歌ですね。
それを受けて、志斐の嫗もこう詠みます。

 否と言へど 語れ語れと 詔らせこそ 志斐いは申せ 強ひ語りと詔る

(いなといへどかたれかたれとのらせこそしひいはまをせしひがたりとのる)
話すのはいやだと申すのに、語れ語れとおっしゃるからこそ志斐はお話し申すのです。それを帝(ミカド)は強(シ)い語りだとおっしゃる。

お見事! 天皇の歌に音的にも似せたパロで、即カウンターを喰わせたわけですね。
ま、どちらが話しかけてるということでもなかった模様。
この主従がよきお喋り友達だったということが真相でしょう。

と、この言い回し、



この人の政治手腕も
似た者主従

を丸写ししました。

………
………

わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
また、パクってしまいましたぁ!

いけない僕をイヂメて、イヂメて!
もっと、イヂメて〜!!

    (;`Д´)/ヽアー/ヽアー!!


 


posted by homer_2006 | マゾヒズムに花札を!
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