阿部定 − ご存知「チン切り」

阿部定フェムドム神話の非現実性を述べるにあたり論者は、『体格体力体型の男女(格)差』という言葉を使った。
体格体力の2つは個別差がある。従って男女の逆転もありうる。
だが、残りの一つである体型。これは苦しい。
とりわけ性器の形状だけは、いかんともし難い宿命である。

男性は凸状の性器に優越感を持ち、女性は凹状のそれに劣等感を持つ。
よって、男性は優越感のある性器を見せ付けたがる傾向に走る。
大凡女性たるもので、男性から性器を見せ付けられた体験のないものはないであろう、と言われるくらい男の露出癖はポピュラーな事例である。

幸いにして論者はその被害にあったことはないのであるが、ただ…
ネット巷間における『2次元露出狂』から男性器を見せ付けられつづけ、少なからず不快な思いはしている。
それ故、「チン切り『定』」には密かなる喝采を送りたいところだ。

かの有名な阿部定である。
文字通り男性のシンボル、誇りの象徴であるペニスを切り取ると云う行為は、勿論サディズムであろう。
ただ、その心底にあったものは?

ここで考えなければならないのは、当時の社会背景だ。
思えば、幕末から終戦までに至る時期は日本史上女性の地位が最も低かった時代である。
対等な立場で自らの充足のため、チン切り行為に及んだとなればサディスティンでもあろうが、そうでないとすれば。
この阿部定も、箱屋殺しで毒婦中の毒婦と謳われた花井お梅あたりと同列に置かれるべき人種ではなかろうか。

それにしても、大陸に目を転ずれば東西を問わず、何百何千のペニスをチョン切った女などウジャウジャいると言うのに!
たった一本切っただけで、歴史に名が残ってしまう日本はやはり島国である。


posted by homer_2006 | サディズムに花束を!
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