北条政子 − 我が子を謀殺した尼将軍

760a00ee.jpgでは、我が国における女性支配者をとりあげよう。
北条政子、源頼朝の正室。
論者は別所で、源平時代一の女傑と評した。

頼朝なきあと、政子は幕府実権を手中にし徐々にその勢力を磐石にしていく。
詳細には触れぬが、2万の武装兵の前に単身立ちはだかり睨み返したり、尻込みする兄に発破をかけ朝廷と一戦交えさせたりと、将に将軍そのものである。
そして、何よりも。
能力がないと見て取ると、自分の子供であっても容赦なく切り捨てる徹底振りは特筆に価する。

かつて古代にも、夫亡き後夫婦で築き上げた権力を守り拡大していくため、謀略を巡らせた女性支配者がいた。
持統天皇である。この女帝もかなりの血塗られた支配をしてのけている。
だが、政子とは決定的な差異がある。
持統帝が葬り去ったのは、我が子・孫の政敵である人々である。

母たるものが自分の子を守り立てるために血を流すのは、むしろありがちなことだ。
そして、極めて女性的である。
だが、尼将軍・北条政子の場合はかくのごとし、もし夫・頼朝が能力がないと見て取っていれば、これをも切り捨てていたであろう。
母性をも殺した、究極の女性支配者…

さりとて、政子の性格の部分に母性欠如の傍証は見出せない。
ましてや、サディズムに至っては匂いすらも感じられない。
思うに尼将軍は、その支配目的のためにありとあらゆる感情を殺し去っていたのではあるまいか?

支配とは限りなく忍従的である。



posted by homer_2006 | サディズムに花束を!
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