妲己 − 炮烙を考案したとされる傾国の悪女

9325c917.jpg近年創作等においてよく登場する人物であるので比較的ポピュラーといえるか。
殷の紂王の后である。

炮烙とは、猛火の上に多量の油を塗った鉄の丸太を渡し、罪人に無理やり渡らせ、渡りきれば釈放するという中国の伝承的な刑罰である。
罪人は鉄の丸太を必死の形相で渡ろうとするが、滑って丸太にしがみつき、熱くてたまらず、しがなく猛火に落ち焼け死んでしまう。
この二人が見て楽しむために考案したと伝えられる。
イエスキリストが誕生する千年以上も前の話であるので、どこまで正確であるかは定かでないが。

この手の伝承はよく聞く。
奴隷が油で煮殺されるのを見るときだけ、ケラケラ笑う聾美姫とか。
恐ろしい話だ。
けど艶かしい。同性から見ても。
論者は、逆趣向、女奴隷を蛇の穴に投げ込み体中の穴という穴に食い入られもがき苦しむさまを楽しんだ悪王の逸話よりも、こちらのほうにより多くのサディズムを感じる。
こうした中国伝説の悪女こそが、もっとも進化したサディスティン像であろう。

残酷な時代であった。
周公の時代の遺跡から、人骨で出来た鏃や釣り針が出土されたことがあった。
勿論奴隷の骨で作られたものだ。
つまりは古代における奴隷とは牛馬と同じ、死したる後もこのような形で利用された訳である。

安っぽく「奴隷でございます」と口にするSMプレー愛好者たちよ。
かの孔子が聖人政治と絶賛した周公の時代ですら、かくの如きなのである。
どうか、この事実を頭の片隅にとどめられたい。




posted by homer_2006 | サディズムに花束を!
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