客氏 (中国・明) − 宦官・魏忠賢をクリンガにした皇帝乳母

a8858d09.JPG本来、主役として語るべきなのは魏忠賢の方であろう。
これも女性のサディズムがテーマであるためと許されたい。

宦官… 去勢された官である。
日本では例をみないものの、西は小アジア半島から東は朝鮮半島まで全アジアにあった制度だ。
中国の歴史を覗くに、ともすればこの宦官よって政治がゆがめられることも多い。
この明の時代が特にひどかった。

魏忠賢なる人物は、博打がもとで宦官になったと伝えられる。
さながらやくざ者が、指を詰めされられたようなものであろう。
官になったものの無頼の本性はおさまらない。
時の皇帝の乳母である客氏に近づき「舌と唇」を使って彼女の寵愛を得ることになるのである。
そうなれば、ということでお決まりのパターンとなるのであるが、本論に入ろう。

口唇性愛… かつては変態呼ばわりされていたこの行為がノーマルな性行為と認められたのは、日本では昭和30年くらいのようだ。
非常にSM的な性行為である。
とはいうものの本件の例では、男性、否、元男性に性器を舐めさせていた客氏がSと言い切っていいのであろうか?
確かに、奉仕させる、汚いものを口で扱うことを余儀なくさせる、という点からすればそうといえる。
が、しかし、見方を変えて、愛撫だけで昂ぶらされてしまう、その乱れ姿をさらしてしまう、という点に着目すれば…

奇書『家畜人ヤプー』には舌人形、唇人形という雌雄ヤプーが登場する。
それぞれ、逆性の人間に奉仕するための道具である。
ただ論者が読む限り、どうも作者意図どおりには見えない。
とりわけ、男性が雌ヤプー唇人形を使う場面である。
どう読んでも、逆にキミーがウィリアムスを責めているようにしか感じられなかった。
掲示板サイトでは、舌人形・唇人形のマゾヒズム性はその仕事にはあらず、肉体加工されているという一点にあり、で逃げた論者であるが。

ここで一つの叩き台めいたものをあげれば。
口唇性愛のSM関係は、どちらがイニシアティブを握っているかにより決定する、というのはどうであろう?
舐めさせる舐めさせられているは関係ない、安っぽく昂ぶったほうが負けということで。

こうしてみると、「セックスに関しては女性は受身」、どうもまたお決まりのこの壁に阻まれてしまうようだ。



posted by homer_2006 | サディズムに花束を!
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