西太后 − 中国三大悪女の最後の一人は?

9fba14a2.pngご存知、清は咸豊帝の妃で、同治帝の母。清末期の権力者である。
舞台裏を明かそう。
この人物を取り上げるのは止めようかと思っていた。
というのは、ブログのタイトル的に論ずるべきものが見つからないので。
従って、この稿は純然たる歴史人物評になる。

歴史はサイエンスである。
国家や権力もまた命があるもの…
誕生し成長し衰え、そして滅ぶ。

後世の人々は、清朝を疲弊弱体化に導いてしまった元凶と西太后を批判する。
ならば問う。
一体、彼女以外の誰に任せたら清朝を安泰ならしめたか?
そもそも清朝なるものが、20世紀以降も存在しうる権力であったのか?
時代の流れには、いかなる偉人英傑をもってしても抗うことはできないのである。

三大悪女といっても他の二人、漢の呂后・唐の則天武后とは少しタイプが違う。
西太后の権力への執着には私の色が感じられないのだ。
タイプで言えば、日本の北条政子と同タイプと思料する。
けど、政子が生きたのは鎌倉幕府が日の出の時期にあったとき。
言わば西太后は、北条高時の時代にタイムスリップで出現したご先祖政子様であると形容できよう。

流れで論ずれば論者は童門冬二氏同様、北条高時というのは優れた武将であったと考えている。
それ故、論題・西太后についても優れた政治家であったという少数学説を支持するのであるが。

もし、あの世というものがあるのなら。
そして、そこから西太后が、今なお多く映画等で悪女として描かれる自分自身の姿を見ているとしたのなら。
定めし、我が人生悔いなし! とほくそえんでるに違いない。



posted by homer_2006 | サディズムに花束を!
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