(番外編) 伊能忠敬 − 我が郷土の偉人を

cd532dab.jpg本筋から外れる。
別ブログに書いた小学校英語必修問題に対する愚見に関するご意見を頂いた。
それを請けて少々論じたい。

年配の方から、時折伺う。
鉄は熱い内に打て。ああ、(頭の柔らかい)若いうちに学問しておけば、と。

どうであろう?
先ずは対照的な二人の経済学者を検証しよう。

早学で知られるのが英国のジョン・スチュアート・ミルである。
彼は物心ついた頃から、経済学者である父ジェームズからスパルタ式英才教育を受けた。
来る日も来る日も与えられた課題に対するレポートの提出を義務付けられ、合格できるまで許されない。
言ってみれば、『巨人の星・経済学者版』といったところであろう。
そのせいあってミルは、10歳の時には既に一人前の経済学者であった。

対照的に晩学であるのが、我が国の福澤諭吉である。
なんと、彼は15の年まで読み書きすらろくすっぽできなかったのだ。
体裁ていどに漢書あたりを読み出した諭吉のそれからはすごい。
19の年から蘭学を学びだした彼の目に後にとまったのが英語である。
必要を感じた諭吉は英蘭辞書などをたよりにほぼ独学で英語の勉強を始めるのである。
経済…
これからの経世済民はこれだ! と実感した福澤諭吉は英語のエコノミックスをこう訳した。

勿論これだけでは断ずることは出来ぬが、この二人を見る限り年齢によるハンデも逆ハンデもないように見えるが?
と、検証を進めるために、標渇の有名人を。

もう、人物についてくどく説明することもないであろう。
日本全国を測量して歩き、わが国最初の実測日本地図をつくりあげた人物だ。
そして彼が学問を始めたのは50歳をすぎてから…
いや勿論現役時代に培った計算力は、測量術の下地にはなっている。
が、それは江戸時代当時の年齢観、40台が隠居適齢期で50過ぎは老人、で相殺されてしまうのではないか?
いずれにしても超晩学の人である。

さて、冒頭触れた意見を頂いた方であるが。
論者のことを女王様と呼んでらっしゃる。
ならば、ここはサービスのSということで大出血だ。
紙上調教言葉嬲りといこう。

 「高々50を少しでたくらいで何を老人みたいをおっしゃってるんです!?
 伊能忠敬をご覧ください、今からだって学問の一つや十はできるはずです。
 仕事で英語を使う。結構なことでしょう? 実務で習うのが一番効率的、必要が最良の教師です。
 進駐軍の将校たちはみな日本語が達者だった。何故だかご存知ですか?
 軍で日本語のテストをされ、出来が悪い者から順に前線に飛ばされる。
 フィリッピンあたりに飛ばされた日には命がいくつあっても足りないもんだから、
 忙しい軍務の傍ら、みんな死に物狂いで日本語を勉強したそうですよ。
 はっきり申し上げて、貴男の考え方は甘ったれてます。」

過去投稿で論者は「女王とは誰よりも厳しく自分自身のことを律する女のことだ」と発言している。
かくなった上は学生の本分に従い、それこそ死に物狂いで勉学せねばならないだろう。


posted by homer_2006 | サディズムに花束を!
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