クサンチッペ − ご存知・ソクラテスの妻 してその心裏は?

e4831804.jpg本日は、ギリシャの大哲学者・ソクラテスの忌日である。
これをもって4/27を『哲学の日』、或いは『悪妻の日』とするらしい。

「ともかく結婚はしてみることだ。良妻ならば幸せになれるし、悪妻ならば哲学者になれる」
有名なソクラティク・アイロニーである。
二千数百年の年月を超えて語り継がれるクサンチッペの悪妻ぶり…
この稿では、このソクラテスの妻を論じよう。

過去投稿でも数多の悪妻を論じた。
多かったタイプは、雌鳥が囀る型の悪妻である。
北条政子に始まり直近では江青、これらの人物はサディスティンに似て実は非なるものと断じた。
ソクラテスの妻、ガミガミ女房…
ある意味『囀る』とも言えなくもないが、論者の用いた意味ではない。
クサンチッペは夫の仕事を理解しようとせず、ただただヒステリックになるだけ。
今までのやり手悪妻とは、天地ほどの差がある。
いや、理解しようとせず、ではなかったか? 理解できずして、である。

性分で、夫の仕事に口を出したくて仕方ない。
けどそれができない。溜まったフラストレーションが時には暴力となって爆発する。
極めて幼児的であるが、一応はサディズムだ。
そして、S女を自負する面々が大好きな『愛あるが故の加虐』…
かのアイロニーを見る限り、ソクラテス自身も案外楽しんでいたのかもしれない。
さしずめ、日本は江戸長屋のぐうたら亭主とガミガミ女房、
悪妻は良妻なり、良妻は悪妻なり、であるか。

さて、モーツアルトの稿の積み残しだ。
彼の妻・コンスタンツェも悪妻の誉れが高い。
クサンチッペ同様、夫の仕事を理解しようとしなかった、いや、理解をするに値わなかった。
だが、ここから先が少々違う。
コンスタンツェは理解できないと知るや、夫を意識の外に追いやってしまったのである。
モーツアルトが身を持ち崩した原因の相当部分は、ここにある。
これぞ悪妻だ。

マザー・テレサ 曰く「愛情の反対は憎しみでなく、無関心である」

 注* 読んでお分かりのとおり、元投稿は4/27にされています


posted by homer_2006 | サディズムに花束を!
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