平清盛 − 加虐的復讐心で付き走った一代の英傑

46f083de.jpg復讐心即不毛なものというわけではなかろう。
それを有効活用して上り詰めた実例がある。
平清盛… 「伊勢のへいじはすがめなりけり」とからかわれた相手を見返してやろうと直走って頂点まで上り詰めたスーパーヒーローである。

さてその彼の性分であるが、多分漏れずサディスティックな部分が多い。
数ある逸話のなかで論者の印象が強いのは、赤子の折母親の乳房に傷を残すほど噛み付いたという記述と、鹿ヶ谷の陰謀発覚の折、首謀者らの顔を土足で踏みねじったというあの逸話だ。
で、論者が思うには、彼のサディズムもまた女性型ではないかと思われるのだ。防衛型・反撃型のそれ。

清盛とよく比較されるのが後世の織田信長だ。
その信長のことを論者は、(心理的には)女性そのものではないのか? と論じた。
確かに清盛は、信長よりも一族のことに腐心した。個ではなく種の防衛に走るのはオスの本能である。

だが、考えられたい。嫡子重盛死後の彼の行動を。
文字通り暴走してしまったではないか。到底平氏末代までの発展を念じての行動ではない。
ひたすら、ひたすら、己ひとりのみの理想のために走った。福原遷都などは宛ら、UFOキャッチャーの前で「あれ取って!」と駄々をこねる我侭娘そのものだ。

古今東西、頂点を極めた人というのは急速に耄碌するものだ。
老人の子供返り、そして本性が現れる。


posted by homer_2006 | サディズムに花束を!
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