江島 (えじま) − 江戸時代の大疑獄事件、主役である大奥女中

3a9c71c0.jpg江島生島事件は18世紀前半、彼女と歌舞伎役者生島新五郎の起こしたスキャンダル事件である。
最終的には処罰者1300名余となるこの大事件も発端は他愛がない。
山村座・生島新五郎の芝居を観た江島が、宴会に饗ずるあまり大奥の門限に遅れてしまったというだけのことである。

さて、本ブログとすれば、この江島の行動裏に買春の心理、(下世話な書き方で恐縮だが)男買いの願望が働いていたかどうかを検討すべきであろう。
結論、定かではない。いや、無責任で申し訳ない。
が、ここで言えることは、その種の心裏がけしからんという理由で、かくも大勢の人間が連座処罰されたということである。
そして風紀粛清をなし得た江戸幕府は、八代吉宗の時代へと突入するのである。

ときに。
「貴男の性欲買います」
このキャッチフレーズの付いたエロ広告を目にすることがとみに多くなったと感じないだろうか?
いやいや、飛躍しすぎだ。現代日本におけるネット事情である。
論者が、これに対してどのような感を持っているかは言うに及ばぬであろうから割愛する。
ただ一言だけ、「こんなものに首を突っ込んだ貴女若しくは貴男は、『現代の江島生島』にされかねませんよ」とのみ書き記そう。
もう、とうの昔に風紀粛正の時期を迎えているネット事情だ。

それと今一件である。
この江島生島事件はもう十年ほど前の国営放送大河ドラマにも登場した。
江島を演じたのは、あべ静江。
裁きの場面である。
黄八丈を着て島流しにされる覚悟を示した、あべ江島はこう開き直る。

「最初から(適応される)罪(名)が決まっていて…」

そうなのである。当時の話題を独占していたオウム事件。
上祐史浩広報の「…だから私、あんまりぐちゃぐちゃ言いたくない。バカらしいですよ、こんなの!」をそっくりそのまま言わせたのである。
当時『悪』以外の評価が認められなかったあの台詞、大流行したのに流行語とすることさえも『禁じられた』あの名言を。

テレビの前で笑い転げた思い出が鮮明な論者である。



posted by homer_2006 | サディズムに花束を!
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