呂布 − 三国志演義随一の強将、果たしてその実体は?

c9ea7101.jpgご存知、三国志はあの呂布を俎上にあげよう。
副題にしたように、彼を三国志演義中最強の武将と押す向きも多いのではなかろうか?
兎も角よく殺した。裏切り、そして殺す…
呂布に関する記載はこればかりと言っても過言ではなかろう。
殺伐とした人物である。

ただ、彼のためには若干の弁護をしておかなければならないだろう。
それは遊牧民族の出身であること。
利のみにより行動することを余儀なくされる彼らの行動は、定住民族の価値観から測れば義理人情に欠けるということになってしまう。
呂布の常習殺人も、そこを考慮して割り引かねばならぬ。

さて、このような強将であるゆえ、漫画等では使ったCGのごとき豪傑面に描かれることが多い。
ところが、それは大間違いのようである。
なんと、彼は白面だったという。
宦官でもない限り、男という男は髭を蓄えるのが通例だったこの時代おいては珍しいことだ。
更に意外なのは、中性的な美形であったということ。
種々の文献から呂布の容貌を想像するに、既出の織田信長のような面持ちが浮かんでくる。

そして、相貌から類推される殺人パターンも、この二人はよく似ている。
「泣いて馬謖を斬る」で表される男性のそれとは正反対、或いはあっけらかんと或いはためらいもなく殺す…
非常に女性の性格的パターンだ。

と、ここまで書いたところで、論者の大胆仮説を提出してみよう。
呂布女人説だ。
性同一性障害の傾向とまで論じた信長にすら、嫡男信忠はじめ子達がいた。
だが呂布の世継ぎめいた子の話は殆ど見ない。(わずかに娘を背負っての記載を演義に見る程度)
男性性にしてみれば、殺することと淫することは同値。にもかかわらず呂布に関しては女色に興じたという匂いの片鱗すらもないのだ。
同じ日本の戦国大名に類似を見出せば、この点に関しては上杉謙信に模せられよう。
周知のとおり、謙信女人説はそれなりに有名だ。種を明かせば、そこからの連想なのであるが。

と付け加えてもなおかつ、女人説など荒唐無稽と笑い飛ばす向きが大半であろう。
だが、考えられたい。呂布というのは卑弥呼よりも前の人なのである。
どれだけの確証ある記録が残っていようか? 正史といったところでたかが知れている。

さらに三国志人物評の主たる拠所となる演義は創作物なのである。
数ある演義系の読み物の中に、呂布を女として描いたものが出てきても、それはそれでいいのではないか?
そういえば、アニメ版横山三国志では魏将・于禁が女性であった。



posted by homer_2006 | サディズムに花束を!
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