神国日本を襲った兵たち − 蒙古襲来時の対馬の悲劇

5365e8cb.jpg言うまでもなく元朝・蒙古帝国は、中世ユーラシアの一大驚異である。
そして、我が日本はこれに呑み込まれることはなかった。
神風…
だが、これは全体像だ。本稿は部分にスポットをあてる。

対馬。地理的には九州よりも朝鮮半島に近い位置にある。
したがって大陸からの侵略路となる。にも拘らず、元寇時における守備兵の数はなんとたったの13人だったという。
これでは戦になどなるまい。蒙古兵による一方的な殺戮だ。
ここにひとつの伝承がある。

蒙古兵は島の子供たちを捕らえ、親が見てる前で煮殺し、そのスープを親たちに飲ませたと言うのだ。
論者は、蒙古兵と言った。だが、これは蒙古人ではない。
日本を襲った部隊の主力は、高麗や宋の兵たちだ。
即ち、利のみの行動哲学を以て動く遊牧民族ではなく、我々と同じく儒教を学び義を重んずる行動を美とする定住民族なのである。
親子の情を知りつつのこの仕打ちは、将しく狂気のサディズムと言えよう。本稿ではサディズムを分析学の切り口ではなく、文学表現的方向からきってみた。
いや、被害者面だけを強調するのは不公平か。攻守ところを変えたケースもあることを付け加えよう。

ここに『もっこ』と言う言葉がある。
お化けと言う意味だ。
「言うことを聞かないと、もっこが来るぞ」
このように子供を叱るために用いられる。
語源は蒙古の訛り。それだけ蒙古襲来は日本にとっての脅威だったのである。



posted by homer_2006 | サディズムに花束を!
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