マタ・ハリ − 第一次世界大戦中暗躍した世界で最も有名な女スパイ

d5efa126.jpg前稿を請けて、本家本元『女スパイの代名詞』を論じよう。

パリを中心に活躍したオランダ人の踊娘にして、高級娼婦。
マタ・ハリというのはダンサーとしての芸名とのことだ。過去稿ライン・ダンサーで論じたように、この職業はサディスティンとしての可能性大だ。
加えて兼業の高級娼婦。「帝王を股間に弄し、女の本懐、これにすぎるものはなし」といったところか?
これは、ことによればことによる。彼女の心裏には可也色濃いサディズムが存在していたのかもしれない。

処刑に関するいくつかの逸話がその有力傍証になろう。
彼女は銃殺の前兵士たちにキスを投げたとか、銃殺寸前にロング・コートの前をはだけ、全裸で銃殺されたとか…
更にありそうでなさそうなものをあげれば、処刑前のマタ・ハリは泰然自若としており、気付けのラム酒一口は受けたものの、目隠しあるいは木にくくりつけられることは拒絶した、というものがある。

なのであるが…
彼女の業績をかんがむるに、仏独どちらの軍に対しても有力な情報をもたらしたという記録はないのである。
となれば、女スパイの代名詞などというのは、過大評価も過大評価!
今まで散々例を挙げつくしてきた「男性が作り上げた女性支配者像、サディスティン像」の一に過ぎない彼女なのである。

ただマタ・ハリの場合は、虚像ではないといっている。
この女性に関しては十分その可能性があった。
たとえ世の男性が思い描いたものと実像とのギャップがあったにせよ、それにより本人自身の性向がどうこうされる訳ではないのである。

正常なる男女関係は双方の誤解から… いや「良好なる〜」であったろうか?
ともかく、かかる趣旨のシニカルな金言がある。
この金言の『男女』を『SM』に置き換えたとしたら?

これもまた金言になりそうだ。


posted by homer_2006 | サディズムに花束を!
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