女王様系雑誌

 今の世の中にはいつのまにやら「女王様系雑誌」というのが存在します。これは女王様が読むものでなく基本的にM男性向けに編集されている。(だから厳密にはM男系雑誌とでも呼びたいところですね)

 昔はM男の手記などが中心だったような気もしますが、最近はS女性の記事やインタビューも多くなってきています。

 先日三和出版から発売された「DVD女王様バイブル vol.1」に、ヤプーズマーケットが特集されており、代表の浅野なつみさんの記事を興味深く読んだ。この人は二十歳ぐらいまではノーマルなセックスを普通に受け入れていたそうですが、つきあっていた男性に顔面騎乗を頼まれてS女に目覚め、「監禁」というキーワードにこだわるようになっていった経緯が語られています。人それぞれ、いろいろなきっかけでSMに目覚めるものですが、浅野さんの場合は出会ったM男性の影響もあって、自分の目指す方向を着実に実現していき、それが世のM男性の理想ともリンクし作品化されたヤプーズ・シリーズはヒットしました。ジャンルとしてはスカトロ系の、監禁・調教ものと言えると思いますが、一つのカテゴリーにおさまりきらないマニアックなこだわりは、幅広いM層の支持を得ているようです。僕も初期の作品を数本買いましたが、とにかくパワフルだなあと思いましたね。ウソがない。表現に妥協がないというか、「やらせ」っぽくないんですよね。そこらへんが従来のMビデオや女王様系作品と一線を画していた。

 これはむしろ北川プロが得意としていたスタイルだったのだが、面白いことに最近の北川シリーズは、凝った仕掛けと演出で作品づくりを意識しているような傾向がある。乾はるか氏の起用やINBIシリーズのソフト路線を見ていると特にそう感じる。これを日和見とか妥協という人もいるようだが、多様化したM男性市場に対応した戦略なのであろう。よく比較される北川シリーズとヤプーズだが、ヤプーズにしたって元をたどれば北川プロのDNAを受け継いでいるプロダクションであり、好みやスタイルの違いこそあれ、どちらがどうとも言えるものではないと思う。
 
 ちなみにこの女王様バイブルには「北川プロの研究」というもう一つの特集ページがありまして、なんとここの記事は

  僕が書かせて頂いております。

 昨年のイベント参加が縁で原稿執筆を依頼されました。

 さりげなく (←どこが!)宣伝してみたりして ^^/

 DVD付きで税込み価格 3,900 円というのは、ちょっとビミョーなお値段かもしれませんね。だけど2時間ものMビデオを買うと思えば安いような気もする。「素人S女」が、読者応募のへたれエゴMフェチ男性をイジメルという、最大公約数的な内容も、現代M男気質を的確にマーケティングしていると言えそう。本体のグラビアもなかなか迫力あります。

 僕が関わったからといって プッシュするわけでは、ありますが、 それを抜きにしてもまあまあの内容だと思います。

 マゾ花筆者の記念すべき紙媒体デビュー号ということでもありますので、もの好きな方は買ってみて下され!



posted by homer_2006 | マゾヒズムに花束を!
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