酒を讃むる歌

山與菊さて、投稿日付は9/10。
以前お話したように、十日の菊です。
花札競技で同義を探すに、投稿日に拘らず前にお話しました『かつぎの鬼札』あたりになるのですが、それはさておきましても、ものには時間の効用というものがあるわけです。

ところが例外もありまして。
まあ、菊に寿の図柄に配されまする酒などがそうでしょう。
別に9/9を逃して、10日に飲んだって構いません。
飲兵衛はなんだかんだ理由を付けて、9/10を飲酒の日にしてしまいますよ。『不思議の国のアリス』のお茶会、「誕生日でない日を祝えば」のクチですね。
まあ酒をやらない僕には、あまり歓迎できないことなんですけど、それは押さえて。
千年以上も昔の男、大伴旅人センセーが示してましたよねえ。

どどーんと13首、全部いっちゃいましょう!

 験なき 物を思はずは 一坏(ひとつき)の 濁れる酒を 飲むべくあるらし

 酒の名を 聖(ひじり)と負ほせし 古(いにしへ)の 大き聖の 言の宣(よろ)しさ

 古の 七の賢(さか)しき 人たちも 欲りせし物は 酒にしあるらし

 賢しみと 物言ふよりは 酒飲みて 酔ひ泣きするし まさりたるらし

 言はむすべ 為むすべ知らず 極りて 貴き物は 酒にしあるらし

 中々に 人とあらずは 酒壺に なりてしかも 酒に染みなむ

 あな醜 賢しらをすと 酒飲まぬ 人をよく見ば 猿にかも似む

 価なき 宝といふとも 一坏の 濁れる酒に 豈まさめやも

 夜光る 玉といふとも 酒飲みて 心を遣るに 豈しかめやも

 世間(よのなか)の 遊びの道に 楽しきは 酔ひ泣きするに あるべかるらし

 この世にし 楽しくあらば 来む世には 虫に鳥にも 我はなりなむ

 生まるれば 遂にも死ぬる ものにあれば この世なる間は 楽しくをあらな

 黙然(もだ)居りて 賢しらするは 酒飲みて 酔ひ泣するに なほ及(し)かずけり


さてさて、今日は6番目の『中々に〜』に注目したいと思うんです。
これには元ネタがありますよね。
古代中国で呉の国の鄭泉(テイセン)という酒好きな男が、死んだらかまどのそばに埋めよ、数百年の後、土と化して酒壺に作られるのが心願だ、と遺言したという故事に基づいてます。

どうなんでしょう?
ここまでくると、倒錯性向に近いような気がします。
鄭泉にせよ旅人にせよ、(たとえ酒壺になったとしても現世の自分は)「酒は飲めない」ということを承知の上で「酒壺」に作り変えられたい、と願ってる、そういった意味で目的と手段の逆転がありますから。
と、何いってるのか自分でもわからなくなってきたとこで、転調します。

まー、男の人たちの中には、酒壺ではなくて「とある繊維製品」に生まれ変わりたいと願ってる人もいるんじゃないですか?
結構多いそうですね、これって。
♀には殆ど例がないのですが。

え? これもイミフ?

と、この言い回し、



もし無生物に生まれ変われるとしたら?

を丸写ししました。

………
………

わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
また、パクってしまいましたぁ!

いけない僕をイヂメて、イヂメて!
もっと、イヂメて〜!!

    (;`Д´)/ヽアー/ヽアー!!


posted by homer_2006 | マゾヒズムに花札を!
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