児童虐待とSM

 事故で水死したと思われていた女の子が実は母親に突き落とされたらしいという報道には胸を痛めずにいられませんでした。子供はもちろんかわいそうなんだけど、我が子を愛せない母親にもまた悲惨なものがある。

 この事件では児童虐待の疑惑もとりざたされていますが、未成熟な親による子育ての放棄、または手抜き、そして無関心は、幼い子供の心に暗い傷跡を残す。そうした子供が大人になってから、安定しない精神のよりどころとして宗教活動などに走るといったこともあるようです。

 話が飛躍すると思われるかもしれませんが、マゾヒズムもこの流れから考えることが可能であるということを、今井一夫さんのホームページで知り、興味深い視点だと思いました。

 この人は趣味的に(もちろん双方合意の上で)M女性を緊縛し、その写真や体験記録などを紹介されているのですが、このサイトにある「マゾヒズムの真実」というページのエッセイは読み応えがあります。児童虐待の話から始まって、マゾヒズムの快楽は自由意志からの開放にあるというラインは実に説得力があり、「O嬢の物語」や精神医学を根拠にマゾヒズムの真実を解き明かそうとする。今井さんは、幼少期に虐待された経験を持つM女性とのプレイを通して、不安定な心を束縛してくれるマゾヒズムの功罪について述べ、そうしたトラウマを持つ相手の存在や価値を承認する癒しのプレイを通してM女性に満足感を与えることができる緊縛を提唱されているようです。そのためには、成熟した、自立した「S男性」としてのスキルが求められる。

 僕にはS趣味はないので、いまいちピンとこない部分もありますが、趣味的に健全(?)にSMプレイをされている方々には一読をおすすめしたいです。特に心の傷などないとおっしゃる方も、無意識にどこかで痛めている部分があるかもしれないアブノーマル趣味の人にとっても、心にしみる表現がある。

 僕には幸いなことに親から虐待された経験はありませんでしたが、忙しい親からの無関心に多少は心のダメージを受けていたのかもしれないなと、ふと、思いました。深刻なレベルではなかったはずだけど、自分のマゾヒズムの起源の一端とは言えるのかもしれない。

 そんなコト言っちゃって 「ただのスケベな変態なんだろ!」と指摘される方、それも真実です。

 僕はここで自分のしょうもない変態性を否定も正当化もするつもりはありません。 
 
 ただ、自分のマゾヒズムの本当の起源は、どこかで書いたかもしれないですが、子供の時に拾った雑誌「奇譚クラブ」に掲載されていた 春川ナミオ の衝撃的なイラストなのです。

 これが具体的なトラウマであることは間違いない。だけど、まだセックスも自慰も知らない時期になぜあれが「イイ〜」と思えたのか。ソレがナゾです。同じ雑誌に女性の緊縛写真も載っていたのに、そちらの方にはほとんど興奮しなかったのですから。

 やっぱり先天的に マゾ で児童虐待とは無関係 なんでしょうね。

 小学生にSM雑誌見せる親はいないでしょう。だけど、僕は忘れもしない小学生3年生の時(おそらく8歳〜9歳?)の時に「奇譚クラブ」に出会ってしまった。

 それは、児童虐待にも匹敵するインパクト

があったとは言えなくはないのかもしれない。

  ↑  なんだかんだ言って、やっぱ正当化してるって!  (。。)☆\バキ)


posted by homer_2006 | マゾヒズムに花束を!
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