省略の美学

明治坊主開設以来、このブログを読んで貰っている人には、もうお馴染みでしょう? 今日もまた、 芒 (坊主) の光札です。
花札48枚を、よくよく見てください。
この札のように、バックを塗りきっている札が他にありますか?

そうです。全面塗りは20点坊主だけ、他の47枚は背景を描ききってはおらず、大なれ小なれ白地のまま残しています。
なんで、江戸&明治の絵師たちは、このような構図をしたのでしょうか。
顔料が惜しかったから?
なんか違うような。
所詮は博打打が相手、「あ、それ以前の問題として背景なんて眼中無しだと思うよ、餌に餓えたお犬様達には特に」と考えて手抜きした?
もっと、違いますよねえ。

白地のまま残すことにより、どのような背景を想定するかを見手のイマジネーションに委ねたのだと思います。
いいですよねえ。お仕着せでなく、十人十色。
省略の美学といえるでしょう。
こう、なんていうか、和歌の世界。様々技巧を用いることにより31文字から無限の世界を広げていった、古今調に通じるものを感じます。

一首見ましょう。

   わびぬれば 今はた同じ 難波なる みをつくしても 逢はむとぞ思ふ

百人一首20番及び後撰和歌集<恋五・九六一>に録られている、元良親王(モトヨシシンノウ)の歌は情念的ですよねえ。
みをつくし=「澪標」と「身を尽くし」、綺麗な掛詞です。

澪つくし、ありましたよねえ、某国営放送で。
といっても僕は見たことないですけど、ネットでもいろいろなところに出てます。
ついでに言えば、主演・沢口靖子さんは、与謝野晶子と同じ学校の出身、それも当時話題になったとか。

さて、このように雅な「澪」ですが、実際は非常に危険なものです。
そう、水難多発地帯なんですよ。

本稿投稿日付以降、海のレジャーにお出かけになることをお考えの皆さん。
十分ご注意ください。膝の深さがあれば、人は溺れ死ねます。
特に土用を過ぎれば、もう海は秋ですので。

と、この言い回し、



お醤油屋さんの話

を巧みに丸写ししました。

………
………

わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
また、パクってしまいましたぁ!

いけない僕をイヂメて、イヂメて!
もっと、イヂメて〜!!

    (;`Д´)/ヽアー/ヽアー!!



posted by homer_2006 | マゾヒズムに花札を!
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。