渡り鳥と回遊魚

たばこ雁花札8月の種札に描かれている鳥は、今更いうまでもなく雁です。
この雁と言うのは、鳴き声が来た俗称の類らしいですよ。正しくはガンですね。

昔の人はこの雁が渡ってくると、秋も深まりを感じ、そろそろ冬支度をと考えたわけですね。
そうです。雁は渡り鳥のうちでも冬鳥、夏のうちはもっと北のほうで暮らしていて、冬対策のため南の国である日本へとやってくるわけです。
これに対して、例えば別月の燕なんてのは夏鳥になりますよねえ。日本の冬は寒すぎると感じて、もっと南へと渡り越冬することになります。

うん、分かりやすいですよ。季節の告知者…
だからこそ春夏秋冬季節のはっきりとした気候の土地に住まう日本人の琴線に触れ、花鳥風月などと雅の範疇に入れられたのでしょう。
成る程と頷けるところです。

時に魚の中にも、海外旅行するのがいますよねえ。回遊魚なんて。
これは鳥類のような越冬目的ではなく、産卵のためですか。
でもね。こっちの方はどうもよく分からない。ほら、鮭なんてのはフランチャイズは海なのに産卵のために日本(と言っていいかな?)の河川へとやってくる、逆に日本の河沼に住まう鰻あたりは遥か遥か遠くの外洋まで赴いて産卵する…
正反対ですよねえ?
僕はね、小学生のとき、鮭と鰻が(回遊の途中で)すれ違うときの様子をイメージして一人楽しんでいたものです。
ほら、夏鳥と冬鳥は絶対にすれ違わないでしょう? それとの対比です。

おっと、おっと、今日の投稿は話が脱線しすぎ。
鰻といいました。せめて新暦8月に縁深いこの鰻の話にでも続けるとしましょう。

鰻は夏バテ防止のスタミナ料理の代表格ですよねえ。
あのねえ、驚いてくださいよ。この風習は遥か万葉集の昔からあったんですよ!
なんと、あの大伴家持がこう詠んでます。

  石麻呂に われ物申す 夏痩せに 良しといふ物そ 鰻捕り召せ

巻一六・三八五三、左注に、吉田連老(ヨシダノムラジオユ)石麻呂がたいそう痩せているのを戯れ笑ったもの、とあります。
この歌、うなぎやの広告でみることがありますよね、結構昔からうなぎはスタミナ食品で通ってたようです。

もうひとつ興味深いのは、家持が結構お茶目だったってこと。戯れ歌はここで留まりませんぞ、続けて巻一六・三八五四でこう追い討ちをかけてます。

 痩す痩すも 生けらばあらむを はたやはた 鰻を漁ると 河に流るな

と、いきいき歌いまくってた時代の家持でした。

さて、因幡の国守として万葉オーラスの歌を詠んだ家持が、以降『歌わぬ人家持』になったことは以前お話ししました。

と、この言い回し、



回遊魚はなんのメリットがあって海と川をいったりきたりするんでしょうねえ?

を丸写ししました。

………
………

わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
また、パクってしまいましたぁ!

いけない僕をイヂメて、イヂメて!
もっと、イヂメて〜!!

    (;`Д´)/ヽアー/ヽアー!!
posted by homer_2006 | マゾヒズムに花札を!
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